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ブログ「堀田清の元気が出るお話」

すずしろの花



北海道医療大学 薬用植物園・北方系生態観察園

野菜と果物のお話

モロヘイヤ 

モロヘイヤはシナノキ科の植物で、草丈25〜30 cm で、葉はシソに似ており、刻むとオクラのような粘りが出ます。原産地はエジプトを中心とする東地中海地方で、古代エジプトではすでに食用にされており、特にエジプト王の野菜として珍重されていました。特に、モロヘイヤのスープは王様が内蔵不調のときに食べて元気になったことから、王様(マクリ)のスープと呼ばれていたそうです。冒頭でもお話したように、日本での歴史は十数年と比較的新しいのですが、滋養強壮効果が高いので、健康野菜として注目されています。

モロヘイヤの栄養価は非常に高く、特にカルシウムはホレンソウの9倍、ブロッコリーの10倍も含んでおり、カロチンもホウレンソウの4.6倍、ブロッコリーの19倍量含まれています。さらに、ビタミンB群においてもビタミンB1、B2がそれぞれホレンソウの5倍弱、20倍にものぼりますのでいかに栄養価の高い野菜であるかが分かります。その他にもカリウム、ビタミンC、E、鉄なども豊富に含まれています。さらに葉を刻むと出る粘り成分は「ヤマノイモ」でもお話ししている多糖類のムチンやマンナンと呼ばれる成分です。

カルシウム、カロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、ムチンはこれまで色々な野菜のお話しの中で何度も何度も繰り返し出てきた栄養素ばかりです。それぞれの成分がどのように作用するのかはこれまでの繰り返しになるので省略させていただきますが、骨粗しょう症、癌や老化の予防、元気回復、高血圧予防、胃粘膜保護、精力増強作用などなど多岐にわたりることはもはや言うまでもないことです。とにかくこのような色々な栄養素を含んでいる食べ物は、私たちが毎日の生活を豊かに前向きにエンジョイするための必須アイテムであることは明らかです。病気になってしまえばそれまでどんなに前向き生きていた人でもどうしても後ろ向きになってしまうものです。病気になったら『薬』、これはしょうがないことかもしれませんが、『薬』に頼らぬよう、毎日の食生活から元気の元を摂取することも、今一度考えてみる必要があるのではないかと思っています。

野菜と果物のお話