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  • 2013年04月26日(金)

4月26日(金)の北海道新聞朝刊に歯学部長田准教授の研究成果が紹介されました。

歯学部の長田准教授と旭川医科大学の柏柳教授が共同で研究している、オオカミ尿に含まれる有機窒素化合物(ピラジン)によって動物の忌避効果が得られるとする研究成果が北海道新聞(4月26日朝刊)で紹介されました。
この研究により、ピラジンを散布することで野生動物による農作物の食害や交通衝突事故を防ぐための「忌避剤」として活用できる可能性があります。
ピラジンは、人間の嗅覚への刺激が比較的少なく、人工的に作ることが可能なため安定的に入手できるのが特徴です。
これまで、元来ピラジン成分を含むオオカミの尿を使用した忌避剤が商品化されていましたが、刺激臭が強く使用範囲が限定されていました。
今回の研究の進展によっては、忌避効果を維持したままで使用範囲を広げ、市場への安定的な供給の可能性が期待できます。

なお、本研究成果は、両大学によって特許出願されています。

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