学校法人東日本学園 中期計画
新中期計画の策定
本学では1993年の「21委員会の提言」に始まり、1998年度からの「2008行動計画」、2009年度からの「2020行動計画」と、継続的に改革・改善計画を取りまとめ、また、2020年には、2020年3月~2025年3月の5年間を期間とする中期計画を策定し、実行に移してきた。
当該中期計画の期間の終了に伴い、本学園の寄附行為及び管理運営方針に基づき、引き続き新たな5年を期間とする中期計画について、以下のとおり策定した。
1.計画期間
2025年4月1日~2030年3月31日
2.ビジョン
「急速に変化する社会環境に対応できる人材育成を目的とした学修者中心の教育を実現し、全国的にブランド力がある医療系総合大学としての地位を確立する」
本学は1974年の開設以来、建学の理念に基づいて、保健・医療・福祉の連携統合をめざす創造的な教育を推進し、高度な知識・技能と幅広い教養を身につけた人間性豊かな専門職業人の育成を行ってきた。
昨今では、少子高齢化、DX化等、社会環境が急速に変化する時代となり、その変化に対応し社会課題を解決できる人材のニーズが高まっている。本学が「選ばれる大学」であり続けるために、学修者中心の教育を実現し、保健・医療・福祉を中心とする多様な分野で活躍する専門職業人を永続的に全国に輩出する医療系総合大学としての地位の確立を目指す。
3.重点課題
上記ビジョンの実現に向けて、以下の9項目を重点課題とする。
- Ⅰ 教育の充実
高度な知識・技能に裏打ちされ、社会環境の急速な変化にも対応できる人材育成のため、学修者中心の教育の充実を推進する。
- Ⅱ 研究活動の活性化
上記教育の充実に係る研究、地域社会の課題解決に向けた研究を推進するとともに、研究成果の発信の強化、学際的・先進的な研究の推進により外部研究資金の獲得を推進する。
- Ⅲ 社会連携・社会貢献の推進
大学が有する知識・技術等の知的資源を社会に還元するために地域社会との連携・協働体制の構築を進め、社会ニーズを踏まえた各種事業を推進する。
- Ⅳ グローバル化の推進
国際社会と協調して人々の健康と安全とよりよい生活に貢献できる人材の育成、研究を通じて国際的な貢献に寄与する。
- Ⅴ 学生の受け入れの推進
教育の魅力度の向上とともに、人々の健康に貢献でき、多様なキャリアパスを持つ保健・医療・福祉職の魅力を伝達することにより、本学への進学を目指す生徒の拡大を図り、さらにリカレント・リスキリング教育を充実させ、広報戦略に基づく多角的な学生の受け入れを推進する。
- Ⅵ 学生支援の充実
多様な学生の状況を踏まえて、学生の能力に応じた学修支援の充実を図るとともにインクルーシブな教育の提供に向けた環境づくりを推進する。
- Ⅶ 教育・研究等の環境整備の推進 研究活動の活性化
教育、研究、社会貢献の機能をより充実させるべく、新キャンパスの開設を含む教育・研究等の環境整備計画を推進する。
- Ⅷ 附属医療機関の充実
臨床教育機能の充実を図るとともに、地域医療に貢献し、良質な医療を提供するため持続可能な財政基盤の確立に向け改革を推進する。
- Ⅸ 適正な経営管理の推進
ガバナンス体制を強化するとともに、安定的な財政基盤の構築に向けた経営管理を推進する。