北海道医療大学の高(中)大連携に関する取り組みについて
大学の使命は「教育」と「研究」、そして近年もうひとつの使命として特に求められているのが「社会貢献」です。「社会貢献」とは、大学の研究成果など知的財産を社会の発展に役立てることで、本学のように附属病院を持つ医療系大学の場合には病で苦しむ人々を治療・ケアすることも勿論その中に含まれます。さらに昨今は、広く一般の方々をも対象として、大学の研究内容をわかりやすく情報発信し、地域のために役立てていくことが求められています。
このため、北海道医療大学では社会人など一般の方を対象として、これまで毎年数十回に及ぶ公開講座を開催してきました。また、テレビ・ラジオなどに本学教員が出演し、保健・医療・福祉に関する様々な話題をお伝えする番組も数多く放送しております。
しかし、本学ではさらに対象を広く、特に高校生を中心とする青少年の方々に向けた情報発信も、将来へ向けた職業観や進路意識醸成のための社会貢献の一環と考えています。
このため、高校生の皆さんが関心のある医療や福祉をテーマとした体験学習を年間数十回開催しています。体験学習には本学教員が高等学校に直接出向いて行う模擬(出張)講義と生徒が本学に来て受講する体験授業あるいは職業体験(インターンシップ)などがあります。昨年及び今年度のこれまでの実施状況は表のとおりです。
さらに、我が国の青少年をはじめとする国民全体の「科学技術離れ」「理科離れ」の深刻な状況を受け、文部科学省では科学好き理科好きな生徒を増やすため、2002年度から「科学技術・理科大好きプラン」をはじめました。その一環としてスーパーサイエンスハイスクール (SSH)の指定など、高等学校などにおける理科・数学に重点を置いたカリキュラムの開発、大学や研究機関等との効果的な連携方策についての研究を推進するプロジェクトも実施しています。
北海道医療大学では、こういった社会の要請に応じて、これからもたくさんの高校生や高校教員との連携を強化し、さまざまな先進教育に取り組んでいくつもりです。どうぞお気軽にご相談ください。

北海道医療大学 入試広報課 0120-068-222 nyushi@hoku-iryo-u.ac.jp