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  • 2019年08月21日(水)

【開催報告】プレ先端科学特論(札幌開成中等教育学校3年)

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2019年8月19日(月)、20日(火)の2日間、札幌開成中等教育学校3年生の42名を対象としたプレ先端科学特論を開講しました。
1日目は、健康科学研究所の太田亨教授による講義を受講、遺伝子とゲノム構造や遺伝子解析など、遺伝学の基礎知識を学びました。また、午後は口腔粘膜遺伝子解析を体験、口腔粘膜の採取や、専門的な実験道具に触れるなど、初めての体験をしました。
2日目は、国立成育医療研究センターの要匡先生による講演を受講、最先端のゲノム研究やゲノム編集の医学応用など、これからの時代の医療についての理解を深め、講演後には講師へ「ゲノム編集によって新しい生物を生み出せるか?」「遺伝しやすい性質ってありますか?」など、興味深い質問を投げかけました。午後は岩手医科大学の德富智明准教授による演習を受講、遺伝性疾患の理解を通して医療で用いる家系図の重要性について知り、自動家系図作成ソフト「f-tree」を使ってさらに理解を深めました。
さらに、1日目に採取した自分のDNAを解析するとともに、タマネギからDNAを採取し、糸状のDNAを実際に目で見て確認しました。
また、三重中央医療センターの梅原言語聴覚士の対話型講演を受講し、研究活動の基本について身近な例を交えながら終始和やかに学びました。
参加された生徒の皆さんは、研究所ならではの講義や実験を体験し、知識と関心を深める有意義な時間を過ごされたようでした。






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