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  • 2013年08月20日(火)

「地域医療合同セミナー」参加報告

 8月7日(水)より北海道内3地区(利尻、留萌、別海・中標津)において、医療施設や福祉施設、地域の産業を支える施設などにおける体験・見学実習を通じて地域の医療に関わる諸問題を考える「地域医療合同セミナー」が実施されました。この事業は札幌医科大学が10年ほど前から行なっており、今年度、本学学生が初めて参加することとなったもので、学生7名(薬学部1名・歯学部2名・看護福祉学部2名・リハビリテーション科学部2名)が参加、教職員も7名が3地区に分かれて同行しました。
 それぞれの地区において3~4日間の日程で組まれた密度の濃いプログラムには、日常の大学生活では経験できない豊富な内容が盛り込まれ、また、地域が抱える様々な問題や事情に直接触れることで、将来、医療人として活躍するうえで地域を理解するためのヒントを獲得する貴重な機会となりました。さらに、施設や地域の方々との交流によって、パートナーシップを形成するための基本的態度を身につけたり、双方向コミュニケーションの技能を向上させるトレーニングともなりました。
 広大な土地を有する北海道では、都市部から離れた地域を多く抱えていますので、医療人として地域の実情を理解することは必須であると言えるでしょう。
 また、地域においては、都市部以上に各職種の医療人の連携が重要と考えられますので、チームによる医療を実践し得る基盤を備えておくことが求められます。今回参加した地域に出向いて体験・見学実習を行なう事業は、医療人に求められるポテンシャルを養成するための絶好の機会であると思われますので、来年度以降も何らかの形で学生の皆さんにプランを提供したいと考えています。


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