- 2017年10月05日(木)
ストラスブール大学(フランス)の短期研修を行いました。(歯学部)
本学滞在中は小児歯科学分野の齊藤正人教授の指導の下、マラッセ上皮遺残細胞を用いた基礎研究に従事していました。マラッセ上皮遺残細胞は、歯が形成される過程で分離された上皮で多能性を有することが報告されていますが、多能性の誘導過程は不明です。臨床試験中のアルツハイマー治療薬を添加することにより、マラッセ上皮遺残細胞の未分化間葉細胞マーカーが誘導されることが明らかになりました。これらの研究結果は、同講座の大学院生が引継ぎ研究を行い発表する予定です。
研修期間中は研究活動だけではなく、ロシア、台湾、中国からの短期留学生と共に本学歯学部5年生の臨床実習への参加や大学病院での研修等、充実したプログラムとなりました。

研修の様子
![]() 歯学部5年生の臨床実習に参加 前列中央左:Manalさん 右:Igor君 | ![]() 報告会の様子 |