トピックス エントリー

  • 2017年08月08日(火)

平成29年度全学FD研修(テーマ編)を開催しました。

973_thumb.jpg

 全学FD委員会主催による平成29年度全学FD研修(テーマ編)を8月3日(木)、当別キャンパス・中央講義棟において開催しました。
 今年度の全学FD研修のメインテーマは、平成26年度から引き続き「学生を中心とした教育をすすめるために」、サブテーマは「基礎教育(一般教育)と専門教育の連携について」として、東邦大学 医学部 医学教育センター 岡田弥生 先生を特別講師にお招きした研修プログラムを行い、教員42名(内 全学FD委員:11名、講師等:3名)、事務職員2名、合計44名が参加しました。
 浅香学長からの開会挨拶の後、オリエンテーションに引き続き、初年次における全学教育科目の取り組みとして、大学教育開発センターの安部博史教授から「全学合同による多職種連携教育(IPE)の取り組みについて」、同じく井上貴翔講師から「全学共通の文章指導の取り組みについて」の2件の実践事例に関するミニレクチャー(話題提供)がありました。また、午後のワークショップのオリエンテーションとして、グループに分かれて自己紹介などグループワークに向けてアイスブレーキング(グループづくり)を行いました。
 午後は、まず、特別講師の東邦大学医学部 医学教育センター 岡田 弥生 先生から、「学力低下問題とその対策 - 学生を伸ばす教育とは - 」と題する講演を行いました。講演では、学力や学習意欲の低下の原因について言及するとともに対応の方策等について、東邦大学医学部等における岡田先生ご自身の取り組みに基づき、学生のやる気(モチベーション)を引き出すための「スイッチの押し方」や学生の理解を促す「ノートの取り方指導」などの具体的な実践事例を交えて、わかりやすく概説されました。なお、本講演は、全学FD研修講演会として、FD研修参加者以外にも広く公開され、教員等99名が聴講しました。
 講演の後は、研修参加者が4グループに分かれて、「基礎教育(一般教育)と専門教育の連携のための方略について考える」をテーマにワークショップ(WS)を行いました。WSのグループワークでは、初年次の学生が修得すべき専門教育科目につながるスキルやリテラシーについて抽出し、そこで抽出されたスキルやリテラシーを育成するための「連携科目」の構築について、教育方略などの具体的な内容と実現に向けたプロセス等について検討を行い、グループプロダクトを作成しました。
 WSプロダクト発表・全体討論では、各グループから「連携科目」の具体案が提示されるとともに、実現に向けての様々な現実的な課題等についても提起があり、東邦大学の岡田先生からもコメントをいただくなど活発な意見交換が行われました。
 最後に、研修参加者に修了証が授与され、本研修を閉会しました。
 なお、本研修の成果は報告書として纏められる予定です。



ページ移動