リハビリテーション科学部主催としては本年度初回となるFD研修会を以下により開催しました。

日時：平成29年7月12日　17:15開始
場所：当別キャンパス　中央講義棟D41教室
講師：北海道医療大学予防医療科学センター　准教授　柴田睦郎先生
テーマ：医療系学生における感染防護教育

講演では、まずST国家試験対策の講義で取り扱っている感染対策に関する既出問題について、実例と解説が述べられました。続いて、リハビリテーション科学部学生の臨床実習及び実習前準備において感染管理上注意すべき事項について、感染症の種類とその伝播様式ごとの感染対策（ユニバーサルプリコーション）、未知の感染源の存在を前提とした感染対策（スタンダードプリコーション）について、アメリカ疾病管理予防センター（Centers for Disease Control and Prevention：CDC）の基準に基づいて説明されました。さらに、実習前に確認すべき自身の感染症に対する感受性/抵抗力(免疫)の評価法について説明されました。
医療系学生の実習前のワクチン接種については日本環境感染学会のガイドライン第２版の内容が紹介されました。実習前のワクチン接種については、すべての教員が指導に苦慮する問題であり、活発な質疑応答が展開されました。
参加者アンケートは85％の回収率で、回答者の94％が、講演を「大変参考になった」または「参考になった」と評価しました。
リハビリテーション科学部では今後学部主催のFD研修会を2回、研究科主催のFD研修会を1回予定しています。