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  • 2016年09月14日(水)

ストラスブール大学(フランス)短期研修を行いました。

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 平成28年7月4日(月)から9月9日(金)までの約2か月間、本学歯学部と学術協定を締結しているストラスブール大学歯学部(フランス)から、5年生のPrescillia Pageさんが来学し歯学部で研修されました。
本学滞在中は主に生体材料工学分野の遠藤教授の指導の下、デンタルインプラント素材としてのチタンとジルコニアの耐食性を比較する実験に従事されました。チタンは口腔内で使用される洗口剤や歯磨剤に含まれるフッ化物によって腐食する欠点がありましたが、ジルコニアは酸性フッ化物環境下においても化学的に極めて安定であり、腐食しないことを見出し、これらの研究成果の一部を8月20日(土)に北海道大学で開催された日本歯科理工学会北海道東北地方会夏期セミナーにて発表されました。
 研修期間中は研究活動だけではなく、本学の学生・大学院生、研修日程が重なっていたイエテボリ大学(スウェーデン)、国立極東総合医科大学(ロシア)、台北医学大学(台湾)、中山大学(中国)からの短期研修生との交流もあり、充実したプログラムとなりました。9月9日(金)に行われたプレゼンテーションでは、研究や臨床研修を通して学んだ成果ばかりではなく、北海道の自然や食、日本の文化や日本人の人となりに関して感じたことを率直に語られ、感動的な報告会になりました。
 9月8日(木)から翌年6月24日(土)までの10か月間、歯学部臨床口腔病理学分野の佐藤惇講師がストラスブール大学歯学部において客員研究員として研究に従事する予定となっており、両大学の学術交流がますます活発となることが期待されています。



    • 斎藤歯学部長より修了書の授与

    • 報告会にて
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