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  • 2016年09月13日(火)

歯学部5年生が歯科基礎医学会「優秀学生ポスター賞」を受賞

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2016年8月24〜26日、第58回歯科基礎医学会学術大会が札幌コンベンションセンターにおいて開催され、本学歯学部5年生の関有里さんと石田成美さんの研究発表がモリタ賞・優秀学生ポスター賞を受賞しました。
同学会は歯学部の解剖学、組織・発生学、微生物学、生化学、生理学、薬理学、病理学が集まる歯学部基礎系最大の学会であり、モリタ賞は各7分野の若手および学部学生の中から各1題の優秀ポスター賞が選出されます。これらのポスターはすべて英語です。
今回の受賞となった研究発表のタイトルは、「新規組織透明化技術による歯および歯周組織の立体構造解析」です。組織を丸ごと透明化する技術は、脳などの軟組織の3次元的な構造解析技術として注目されています。本研究では歯を含む硬組織の透明化に初めて成功し、共焦点レーザー顕微鏡を使ってマウスの下顎や頭頂骨の構造や石灰化過程を明らかにしたものです。
研究室配属のカリキュラムがある国立大学からの発表が多い中での受賞は、臨床実習後に遅くまで実験をしてきた学生の努力と本学歯学部の研究活動が高い評価を受けたと言えます。ポスター討論時間には、全国から集まった歯学部の教員・大学院生に加え、第1回北海道個体差口腔健康科学シンポジウムに出席した海外提携大学の学生との議論や情報交換が行われました。受賞学生の更なる活躍が期待されます。



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