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  • 2016年08月09日(火)

平成28年度全学FD研修(テーマ編)を開催しました。

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 全学FD委員会主催による平成28年度全学FD研修(テーマ編)を8月4日(木)、当別キャンパス・中央講義棟において開催しました。
 今年度の全学FD研修のメインテーマは、平成26年度から3年度連続で「学生を中心とした教育をすすめるために」、サブテーマは「チーム基盤型学習法(TBL)におけるファシリテーション」として、佐賀大学 医学部 教授・地域医療科学教育研究センター長 小田康友 先生を特別講師にお招きした研修プログラムを行い、教員41名(内 全学FD委員:12名)、事務職員2名、合計43名が参加しました。
 浅香学長からの開会挨拶の後、オリエンテーションに引き続き、特別講師の佐賀大学 小田康友 先生から、「効果的かつ効率的な能動的学修カリキュラムを求めて –佐賀大学PBL・TBL運営15年の経験から-」と題した講演が行われました。講演では、能動的学修を代表する教育方略である「問題基盤型学習(PBL)」および「チーム基盤型学習(TBL)」に関して、佐賀大学医学部における取り組みの経験に基づき、効率的かつ効果的に教育方略を活かしていくための運営のあり方などについて、具体的な実践事例等を交えながら、わかりやすく概説されました。なお、本講演は、全学FD研修講演会として、広くFD研修参加者以外にも公開され、教員等69名が聴講しました。
 午後は、研修参加者が5グループに分かれて、ワークショップ(WS)を行いました。WS1「アイスブレーキング」に続き、WS2では「PBL vs. TBL 本学のニーズやリソースにマッチするのはどちらか」をテーマに、PBLおよびTBLのそれぞれの特性への理解を深めるとともに、本学の教育の現状と教育的ニーズをふまえて、本学に適した教育方略(PBL/TBL)について具体的な実現可能性を探りました。WS3では「能動的学修導入シミュレーション」として、WS2で選択した教育方略を活用した能動的学修プログラムについて、効果測定・評価までの具体的内容を検討しました。
 WSプロダクト発表・全体討論では、各グループから具体案が提示されるとともに、実現に向けての様々な現実的な課題についても提起があり、佐賀大学の小田先生から総括的なコメントをいただいて締めくくりました。
 最後に、研修参加者に修了証が授与され、本研修を閉会しました。
 なお、本研修の成果は報告書として纏められる予定です。



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