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  • 2020年01月10日(金)

【開催報告】プレ先端科学特論(札幌開成中等教育学校)

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2020年1月8日(水)、9日(木)の2日間、札幌開成中等教育学校3~6年生を対象としたプレ先端科学特論を開講しました。
1日目は、健康科学研究所の太田亨教授による講義を受講、遺伝学の基礎である遺伝子やゲノム構造、遺伝子解析などを学びました。また、午後は口腔粘膜遺伝子解析を体験。口腔粘膜の採取や、専門的な実験道具を体験しました。
2日目は、京都大学 iPS細胞研究所 基盤技術研究部門の原田直樹准教授による講演を受講。『突然変異と遺伝性疾患~iPS細胞を利用した治療戦略』と題し、ゲノムシークエンスやiPS細胞の医療への応用などを学びました。医学部の講義でも話される難しい内容も含まれていましたが、真剣な面持ちで聴講していました。
午後は岩手医科大学の德富智明准教授による演習を受講。遺伝性疾患の理解を通して医療で用いる家系図の重要性について知りました。自動家系図作成ソフト「f-tree」を用いて家系図を作成し、さらに理解を深めました。
さらに、1日目に採取した自分のDNAを解析するとともに、タマネギからDNAを採取し、糸状のDNAを実際に目で見て確認しました。
また、三重中央医療センターの梅原言語聴覚士の対話型講演では、論文検索などの研究活動の基本について、身近な例を交えながら終始和やかに学びました。
参加された生徒の皆さんは、研究所ならではの講義や体験を通して、知識と関心を深める有意義な時間を過ごされたようでした。







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