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  • 2018年11月26日(月)

【開催報告】看護福祉学研究科FD研修を開催しました。

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 平成30年11月12日(月)午後7時00分から、韓国、忠北大学※から李養淑(リ・ヤンスク‐ソーシャルワーカー)先生をお招きして「韓国における障害学生支援の現状と課題」というテーマで本学、サテライトキャンパス講義室A.Bにて大学院看護福祉学研究科FD研修を開催しました。
 韓国では日本よりも一足早く障害学生に対する高等教育の機会を保障する「特殊教育法 特別選考制度」が1995年から実施されています。更には「障害者差別禁止及び権利救済等に関する法律」が2008年に制定し、李先生がご勤務されている忠北大学の「障害学生支援センター・ドゥミサポート」が韓国内ではいち早く障害学生に対する支援に取り組んできているということでした。その支援内容は多様で、地域の企業等とも連携を図り学生に必要な機器の貸し出し、障害学生の就職活動(大手企業に卒業前にインターンとして実習ができるなど)とサポート体制が充実していることに驚かされました。また障害学生には休学や在学期間の制限がないということでより障害学生の個人ニーズに対応している様子がうかがえました。日本も2016年に「障害者差別解消法」が施行され、大学においても障害者が高等教育を受ける権利を保障し、合理的配慮の提供が義務づけられ、個別的なニーズに合わせた教育支援体制の構築が急がれている中、本学も多様な学生を受け入れています。今回の李先生の講義は本学の今後の障害学生支援の在り方について示唆を得る大変貴重な機会でした。
 ※忠清北道 清州市にある国立大学(1953年設立)で、12学部と8つの大学院研究科を持つ総合大学



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