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  • 2018年11月14日(水)

平成30年度第4回リハビリテーション科学部FD研修会報告

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リハビリテーション科学部 言語聴覚療法学科主催のFD研修会が、下記により開催されました。
日時 平成30年11月8日 17:15開始
場所 当別キャンパス 中央講義棟C31教室
講師 九州大学病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科 助教 菊池 良和 先生
テーマ 吃音症のある学生が貴学科を希望したらどう対応しますか?

吃音症は成人では100人に1人存在し、医学モデルでは言語障害、社会モデルでは発達障害に相当します。したがって、本学学生にもこの障害により支援を必要とするものは相当数存在すると推察されます。2016年「障害者差別解消法」の施行時、吃音症もこの法律の対象であり、吃音のある学生に差別的対応の禁止と、合理的配慮の提供が私立大学では努力義務となりました。本研修会では、吃音症の分かりやすいメカニズム(パーキンソン病と似た機序)、実際困る場面(言語障害、特定の単語)と2次障害(社交不安障害)、合理的配慮のあり方についてわかりやすく解説され、最新のエビデンスに基づいた危機管理について、具体的な方法論が提案されました。リハビリテーション科学部のみならず、他学部からの教員、学生・大学院生また一般の参加もあり、吃音を持つ学生などから講演後に活発な質問が寄せられました。
参加者アンケートでは、回答者の全員が、講演を「大変参考になった」または「参考になった」と評価しました。
リハビリテーション科学部では今後学部主催のFD研修会を1回、研究科主催のFD研修会を1回予定しています。



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