トピックス エントリー

  • 2018年01月12日(金)

【開催報告】プレ先端科学特論(札幌開成中等教育学校4年)

1066_thumb.png

平成30年1月10日(水)、11日(木)の2日間、札幌開成中等教育学校4年生の54名を対象としたプレ先端科学特論を開講しました。
1日目は、がん予防研究所の藏滿保宏教授による特別講演を受講し、進行したがんの動態、腫瘍マーカーの役割や分子標的治療、二次元電気泳動法や質量分析法による蛋白質の同定などについて学ぶとともに、岩手医科大学の德富智明教授、三重中央医療センターの梅原健言語聴覚士、健康科学研究所の太田亨教授による口腔粘膜遺伝子解析を体験、マイクロリットルの世界に触れました。
2日目は、德富教授による講演・演習を受講し、ゲノムや遺伝性疾患、遺伝学的検査について学んだうえで家系図の重要性について触れ、自動家系図作成ソフト「f-tree」を使って理解を深めるとともに、1日目で得た知識を基に4名の生徒が先生役を務めてタマネギからDNAを採取、糸状のDNAを目で確認しました。また、梅原言語聴覚士の対話型講演を受講し、硬式野球ボールとモンスターボールの比較を例に、遺伝要因と環境要因(経験)について終始和やかに学びました。
参加された生徒の皆さんは、大学ならではの講義や実験を体験し、知識と関心を深める有意義な時間を過ごされたようでした。







ページ移動