北海道医療大学

第4回将来ビジョン講座 開催報告

令和6年11月12日に令和6年度第4回将来ビジョン講座が開催されました。今回は「卒後リレー 私たちが選んだ道~薬剤師のそれぞれの使命~」と題して3人の卒業生の先生にご講演いただきました。

1人目の先生は、株式会社ほくやく 薬事統括部DI室 小野 志織先生です。学生時代の思い出、就職先を医薬品卸に決めた動機、医薬品卸の紹介、ご自身の仕事内容について講演をいただきました。相手から「ありがとう」と言ってくれる楽しさがある反面、相手の顔が見えなく声だけでの対応の難しさを教えてくれました。最後に今後の目標として後輩を育成していくことや、資料作成に活かすためにデザインの勉強をすることを目標にされていました。

2人目の先生は、JCHO札幌北辰病院 薬剤部 佐々木 静香先生です。学生時代の思い出、就職先を病院に決めた動機、病院での業務内容(入退院支援センター、調剤業務、注射調剤業務、抗がん剤の調製、製剤業務)について詳しく紹介していただきました。就職してから知識不足による苦労したことや知識不足への対応について、また患者様からの「あなたに会えて良かった」「あなたと話せてよかった」等感謝の言葉をもらえて嬉しかったとご自身の体験談を講演していただきました。最後にこれからの目標として現在の持っている資格の更新、さらに他の資格を取得、論文投稿と育児を両立して頑張っていくとお話をしてくれました。

3人目の先生は、株式会社日本調剤 小樽薬局 大坪 寿美礼先生です。まず最初にご自身の国家試験対策について6年生時の年間スケジュール表を見せていただき、学内講義にあわせた自己学習を行い、苦手分野を先に克服、学力試験・演習試験ごとに目標点数を決めて過去問を利用して不得意分野等の試験対策をされてきたお話や就職先を調剤薬局に決めた動機、現在の仕事内容、就職して良かったことのお話、最後にこれからの私についてのお話では「女性の活躍する場所を広げていきたい」と目標を掲げていました。

3名の先生方のスライドによる業務内容の紹介の後に、対話形式によるディスカッションの時間が設けられました。学生生活で楽しかったこと(旅行・部活等)、大学時代で一番お世話になった先生(全員教授と答えていました)、目標としている人は誰ですか(職場の先輩等)、いろいろな質問に対して沢山の情報を教えて下さいました。

最後の、「今までの自分の評価は何点か?」の質問では、小野先生は、後輩から「キラキラして憧れています」と言われたので100点。佐々木先生は、自分は欲張りでまだまだ目標に達成していないので80点。大坪先生は、自分の仕事に後悔はしていないし、自分を目標にしていると言われたので120点。三人とも目を輝かせて答えてくれました。

ポートフォリオより、病院勤務をしたことがないため入退院支援センター業務、外来化学療法室での薬剤移動業務の内容を聞き概略を理解することができ、役に立ったという意見や、違う職場の薬剤師と接する時、今回の内容を思い出して、より良い関係になるように努めたいという意見が寄せられました。

これからもご活躍を祈念いたします。

薬剤師支援
センター

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