北海道医療大学

第1回将来ビジョン講座 開催報告

平成29年4月12日19時から北海道医療大学薬剤師支援センターが主催しております「将来ビジョン講座~プロフェッショナルな薬剤師を目指して~」第1回が開催されました。

北海道岩見沢市から水島久美先生をお迎えして、「ピンクリボンアドバイザー薬剤師のいる健康サポート薬局」をテーマにご講演いただきました。

乳がんはがんの中でも日本女性がかかる割合として上位に位置し、現在では11人に1人の割合で増加の傾向にあります。乳がん検診の受診率は、先進国での比較調査によると日本は最も低く、その事により発見が遅れ、死亡率も増加しています。乳がんについての正しい知識を持ったピンクリボンアドバイザーの存在は、日本人の乳がん検診を増やし、早期発見、早期治療に繋げるため、必要であるといえます。

水島久美先生は「ピンクリボンアドバイザー」の上級の資格を取得され、早期発見の大切さを自らの体験を含め詳しくお話下さいました。

マンモグラフィーと超音波検診の特徴、再発・転移の流れについて学ぶ事ができました。その他にも、終末期の患者への在宅訪問の奮闘についてもお話下さいました。

お話の中で最も印象に残ったことは、岩見沢市では、がんサロンというがん患者や、そのご家族の方々が集い、自らの思いを吐き出せるサロンを開催していたことです。患者が言ってほしいと思う言葉を言えるよう、サポートの在り方について学ぶ必要があると感じました。

今回の受講者は21名でした。質疑応答では、男性薬剤師から乳がんの啓発をどのようにアドバイスできるのか?などの質問がありました。

病院薬剤師、薬局薬剤師それぞれが、健康をサポートする薬剤師として、患者への関わり方を考えることできたのではないでしょうか。

次回は、セルフメディケーションの必要性について学びを深めていきます。

~アンケートより~

  • 乳がんについて実際検診はどのようにしたら良いのか等知らないことばかりだったので、とてもわかりやすく学ぶことができました。
  • 薬局での抗がん剤治療の支援についても写真を交えて聴講できとても勉強になりました。
  • 現場目線とご自身のがん患者目線からのお話だったのでご参考になりました。
  • 薬剤師の職域の広さを感じました。

薬剤師支援
センター

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