北海道医療大学

第1回将来ビジョン講座 開催報告

7月2日(水)18:30から北海道医療大学薬剤師支援センターの薬剤師研修講座として「将来ビジョン講座:時代遅れの薬剤師にならないために」の第1回をACU中研修室で開催しました。今回は、ファルマメディコ株式会社 狭間 研至先生が「共同薬物治療管理~医師と薬剤師の新たな連携~」をテーマにご講演されました。狭間先生は、医師として在宅医療を行っているとともに、実家の薬局の開設者として薬局経営に携わり、薬剤師教育6年制への移行、調剤報酬の在宅へのシフト、薬剤師の病棟常駐など薬剤師を取り巻く環境は大きく変わっており、医師の視点からとらえていただき医療の最前に必要な薬剤師への提言がありました。薬剤師が考える将来ビジョンについて、その中で狭間先生は、「薬局の在り方を変えることで日本の医療を変える。」という理念のもと、薬剤師が患者のそばに寄り添い患者の病をともに治療していくための薬剤師としての使命とそれに必要な知識・技能の重要性を述べられ、”日本在宅薬学会”を立ち上げに至った経緯について語られました。超高齢化社会を支えうる次世代型の薬剤師について、在宅医療を含む新しい地域医療と薬剤師のかかわりについて経験事例を交えて講演されました。講演会には多くの薬剤師を目指す学生も参加し、先生は今学んでいることとこれから将来への繋がりについての大切さを紹介し、学生にエールを送られました。

~アンケートより~

  • 本来あるべき薬剤師像を聞かせて頂きました。本当に良いお話です。ありがとうございました。
  • 私は狭間先生のおっしゃる通り、薬剤師になりたくないと考えていた学生です。薬剤師免許を使わない仕事を探そうと思っていたので、就職活動の前に新しい視点が得られて良かったと思いました。
  • 知識が増えたのはもちろん、薬剤師、医療との向き合うべき姿を学べたと思います。
  • 狭間先生の様に、薬剤師に期待されている医師が増えるように、薬剤師も頑張らなければと思う。
  • 薬剤師は調剤や服薬指導のみならず、患者に交付した医薬品が効いているのか評価することが重要だと頭に入りました。
  • 患者に交付した医薬品が効いていない場合、どのようにすれば患者の疾患の治療になるのか薬学的に考えることは、臨床の現場において重要だと思いました。
  • 現在の薬剤師はどうなっているのか、どう変化していくのか、これからどうあるべきか、具体的な話や例でよく理解できたと感じた。
  • 医師が求めている薬剤師像を知ることができた。

薬剤師支援
センター

Line Instagram X YouTube