9月18日（木）18:30から北海道医療大学薬剤師支援センターの薬剤師研修講座として「薬剤師演習講座：抗菌薬適正使用のポイント」の第2回を札幌サテライトキャンパスで開催しました。本講座は、日本化学療法学会「抗菌化学療法認定薬剤師」学術集会2単位の認定を取得して実施しました。「抗菌薬適正使用～はじめの一歩～」をテーマに、中村記念南病院 薬剤部 山田和範先生が担当しました。

まず始めに、『抗菌薬適正使用できない理由？』として、「うちの病院では血液培養とらないから」「熱が出たら培養とらずに○○○を使う」「院内のアンチバイオグラムがないから」「感染症専門医やICDがいないから」「院内に細菌検査室がないから」・・・・などできないことの言い訳を述べるのではなく、各々の施設ができそうなことから始めの一歩を踏み出しましょうと述べられました。

次いで実際の症例を3例提示され、具体的な状態を受講者に一つ一つ確認しながら、考えられる病態や治療薬などを一緒に検討しながら演習が進められました。

今回学んでいただいた内容は、抗菌薬の適正使用について症例を薬剤師の立場でどのように考え、どのように対応すべきかなど、症例検討を通して検討する機会として大変参考になる内容でした。