北海道医療大学

第4回将来ビジョン講座 開催報告

1月11日(土)15:00から北海道医療大学薬剤師支援センターの薬剤師研修講座として第4回将来ビジョン講座「将来ビジョン発表・討論会」を札幌サテライトキャンパスで開催しました。今回の企画は、在宅医療などでの様々な取り組みを紹介していただき、これからの薬剤師が目指すべき業務などについて討論いただくことを目的としました。

第一部話題提供の座長は、クリニカル調剤薬局門間康成先生が担当しました。まず、本学薬学部野田久美子助教が、「薬局薬剤師の在宅医療廃棄物処理に対する意識調査」と題して北海道内主要10都市における意識調査結果を報告しました。次にあじさい薬局岡山和也先生が「あじさい薬局(帯広)における在宅医療の実際希望」と題して実際に取り組んでいる在宅医療の実例を紹介しました。3番目にフォルテ調剤薬局清水崇先生が、「在宅医療における薬剤師と他職種連携」と題して他職種連携の実例や札幌薬剤師会の取り組みについて紹介しました。

第二部基調講演の座長は、本学薬学部唯野貢司教授が担当し、(株)ミヤイの代表取締役社長で日本薬剤師会常務理事(北海道薬剤師会副会長)の宮井裕之先生が「地域包括ケアの実現を目指して」と題し、今後目指すべき地域包括ケアシステムについてご自身の体験談や現状、多職種へのアプローチの仕方などについて分かり易く解説されました。

いずれの発表も今後の薬剤師が目指すべき方向性として興味深い内容で、会場からの質問もあり参加者には大変充実した討論会となりました。今後もこのような企画を継続して実施したいと考えています。

~アンケートより~

  • 在宅について、包括ケアについて、個人的に理解できなかった内容を聴くことができた。
  • 患者様の常識と薬剤師の常識が異なっていることに改めて気がつくことができました。
  • 使用済注射針をはじめとする医療用廃棄物の処理方法をしっかり患者さんに伝えようと思いました。
  • 現在、病院で勤務している為、すぐには応用できないかもしれませんが、包括ケアの病院側薬剤師として、在宅に戻られた際の薬局薬剤師への情報提供、多職種への情報提供を確実に行うようにしていきたい。
  • 在宅業務に携わっている者として、大変役立つ内容でした。それぞれの地域でご活躍されている薬局のお話を次回も入れていただきたいです。

薬剤師支援
センター

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