北海道医療大学

第2回地域医療講座 開催報告

平成25年度 地域医療講座「学び直し薬物動態学」3回シリーズの第2回は、8月30日(金)18:30から本学札幌サテライトキャンパス講義室において、本学薬学部の小林道也教授を講師に、「薬物動態学的視点からインタビューフォーム(以下IFと略)を読む」と題して行われました。第一回で学んだ薬物動態学パラメーターをもとに、薬物動態に特徴のある4種類の薬物のIFの「薬物動態に関する項目」を読みこみ、動態を中心に各医薬品の特徴づけが解説されました。まずはじめに、エビリファイ®錠の薬物動態パラメーターから、動態について予測を立て、IFの記載と比較して解説されました。次にオングリザ®錠について他のDPP-4阻害剤との比較、トランスポーターの情報も加えて、同様に薬物動態について解説されました。さらにディレグラ®配合錠、デスモプレシン®OD錠の薬物動態についても、一歩踏み込んだ視点から解説されました。

今回の講演は、体内動態パラメーターを読みこなし、適正な薬物療法に繋げていくための貴重な内容でした。

~アンケートより~

  • インタビューフォームの具体的な利用の仕方、読み方がわかったような気がする。新しい系のテーマだったので非常に興味を持てた。
  • 具体的な薬剤を例にしていただき、わかりやすかった。
  • 具体的な計算は復習しないといけないが、流れ(考え方)がわかった。
  • 情報提供等で、より質の高い情報を提供するベースになるため役に立った。
  • 実際によく投薬している薬については、あたらしい発見(?)があった。

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