第2回薬剤師演習講座 開催報告
10月21日(月)18:30から北海道医療大学薬剤師支援センターの薬剤師研修講座として「薬剤師演習講座:基礎から学ぶPK‐PD」の第2回を札幌サテライトキャンパスで開催しました。今回は、「PK‐PDの応用①」をテーマに本学薬学部野田久美子助教が担当しました。まず始めにPK(Pharmacokinetics:薬物動態学)パラメータの用語や、PK-PDを理解するための基本的な事項に関して説明されました。次に、日本化学療法学会と日本TDM学会が共同で作成した「抗菌薬TDMガイドライン」の中から、抗MRSA薬バンコマイシンを中心にTDMの方法、TDMの目標値や初期投与設計の方法(投与量、投与間隔)などについて、ガイドラインにおける推奨レベルを含めて解説されました。最後に用意した演習問題を出席者と一緒に解きながら、抗MRSA薬のTDMについて理解を深めました。
今回の内容は、抗MRSA薬の投与設定に薬剤師の視点からTDMの手法を用いて関わる際に必要な基礎知識の習得が盛り込まれており、基礎的かつ広い内容を整理して理解する上で大変参考になる内容でした。
~アンケートより~
- TDMガイドラインを持っていなかったが、解説を聞けてよかった。
- 丁寧でわかりやすい。
- 期待以上によかった。理解を助けるよう、かみ砕いていただけた。
- 聞くだけではなく、演習付のためよかった。