北海道医療大学

第1回臨床薬学講座 開催報告

平成24年度の臨床薬学講座は、昨年度に引き続き本学薬学部の小林道也教授を講師に、「インタビューフォーム活用術」をテーマとして、本学札幌サテライトキャンパスにおいて、3回シリーズで開講されます。

第1回は、9月21日(金)18:30 から、「インタビューフォーム記載要領2008と記載内容」と題して行われました。まず、添付文書とインタビューフォーム(IF)との違い及びIFの歴史について概説された後、IFの記載項目について、IF記載要領2008の改訂ポイント【①e‐IF(電子データ)、②製剤に関する情報の充実化、③臨床成績に関する情報の充実化、④体内動態に関する情報の充実化】を中心に詳述されました。

e‐IF(電子データ)では、インターネットからの入手方法やPDFファイルの利用法、製剤に関しては、概要・名称・製剤に関する情報、臨床成績に関しては、治療・薬効薬理医療に関する情報、そのほか薬物動態や非臨床試験に関する情報、さらにはジェネリック医薬品のIF記載要領、またIFに記載できない事項など、それぞれの項目について、実際のIFをもとに各種の具体的な記載情報について、わかりやすく解説されました。

今回の講演は、臨床現場におけるDI業務をはじめとする様々な日常的な業務にすぐに役立つものでした。IFで提供されている豊富な情報に関して理解を深めるとともに、情報の有効活用の必要性についても再認識する良い機会となり、あらためてインタビューホームを読みたくなるたいへん有意義なものでした。

~アンケートより~

  • 情報収集にあたって、再度IFの重要性や信頼性などが理解できました。
  • 薬剤師としてIFを読むことは重要であり、基礎からもう一度勉強したいと思っていたので、とても役に立った。
  • 今まで活用できていませんでしたが、インタビューフォームがいかなるものかがわかり、活用法が見えました。
  • 現場でわからないことは、IFを調べるようにしているので今後活用できると思います。
  • とても参考になりました。発表されていない薬剤のIFも見てみたいと思います。
  • 一つ一つ、丁寧に説明してくれて良かったです。

薬剤師支援
センター

Line Instagram X YouTube