第1回認定・専門薬剤師講座 開催報告
9月7日(金)18:30から北海道医療大学薬剤師支援センターの薬剤師研修講座として「認定・専門薬剤師講座:これからの認定・専門薬剤師」の第1回を札幌サテライトキャンパスで開催いたしました。今回は、昭和大学病院薬剤部峯村純子先生が「救急認定薬剤師と救急医療~救命救急センターでの薬剤師の活動~」をテーマにご講演されました。救急認定薬剤師の役割は、生命の危機的状態での薬物療法、刻一刻と変化する病態、医療機器の使用、異なった薬物動態などを理解し、治療の一翼を担うという「薬学的な実践」を介してチーム医療に貢献することであると述べられました。また専門性として、患者の薬物療法に関する関与を中心に、集中治療、感染管理、栄養管理、中毒や外傷患者などの管理、災害医療などと多岐にわたることなど、今までの経験を基に分かりやすく解説されました。
今後救急認定薬剤師を目指そうとする薬剤師にとって、非常に参考となる内容でした。
~アンケートより~
- 救急に、日本でも海外でもドラマで薬剤師の活躍する場面がない事や、救急にたずさわる先生からお話しをうかがう機会がなかったので、救急に薬剤師がどのように関わる事が出来るのかをうかがえてよかったです。
- 将来、救急薬剤師として働きたいと思っているので、とても勉強になりました。
- 具体的なイメージが掴めなかった領域なので、良いお話しを聞けました。
- 今まで認知していなかった救急医療に参加する薬剤師の世界を知る事が出来て、良かったです。
- 救急に関わった患者での薬剤師の必要性と内容が、とてもよく理解できました。
- 役に立てる前に、役立てることのできる現場の状況を作る必要も大きいと思います。
- 救急領域に行くかはわかりませんが、新しいことへの姿勢がとても印象的でした。
- まだ学生なのですが、どの職場(病院・薬局)へ行ったとしても、薬剤師がどのような視点を養えばよいのかを学べたので、それを生かしていくことができると思います。