北海道医療大学

3期生の兼田聖那さんの論文が学術作業行動研究に掲載されました

3期生卒業の兼田聖那さんが卒業研究で実施した論文が、学術誌作業行動研究25巻1号に掲載されました。論文のタイトルは、「重度認知症高齢者における余暇活動の楽しさの提供がもたらす影響についてーシングルシステムデザインによる事例研究ー」です。この研究は、好きな余暇活動を実施した時よりも、好きな余暇活動に楽しさを意図的に導入した時のほうが、より作業機能やコミュニケーション能力が改善した結果を報告しました。この研究は、重度の認知症高齢者に対して、18項目の楽しさを使用して余暇活動を提供すると、重度の認知症でも作業機能が改善することを初めて明らかにしたものです。今後は、複数人の重度認知高齢者の方に対して余暇活動の楽しさを導入した介入を行い、治療効果の妥当性と信頼性を検討したいと思います。

 

論文:
兼田聖那,本家寿洋,山田孝:重度認知症高齢者における余暇活動の楽しさの提供がもたらす効果について―シングルシステムデザインによる事例研究―.作業行動研究25(1):20-29,2021.

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