歯科理工学講座


(平成11年8月24日更新)

講座の沿革
 本講座は、神澤康夫教授(元本学歯学部長、東京医科歯科大学名誉教授)によって、歯科材料・器械に関する教育、研究を担当する基礎部門の一講座として、昭和53年4月に開講された。昭和53年4月に石橋ひとみ助手(薬学部1期生、54年退職)、翌54年5月に川島 功助手と山根由朗助手、同年10月に大野弘機助教授、55年4月に鷹觜聖子助手(薬学部3期生、59年退職)が相次いで着任して講座の陣容が整い、第1期生の教育を開始した。昭和59年4月、大野が教授に昇任し、同時に歯学部1期生の相良昌宏(62年退職)が助手に就任した。昭和60年3月に神澤教授が退任し、同年4月に荒木吉馬が助教授に着任した。昭和62年に遠藤一彦が講師に着任した。平成9年8月に荒木が岩手医科大学歯学部に教授として転出し、同年10月に遠藤が助教授に昇任、平成10年6月に川島が講師に昇任し、現在に至っている。
 この間、研究生として、斎藤真一(歯学部3期生)飯嶋弘子(歯学部5期生)、中川紳二郎(歯学部5期生)が在籍している。現在、大学院生として鈴木雅博(歯学部11期生)、研究生として、相良昌宏(歯学部1期生)、垣野 健(歯学部6期生)、山田幸治(北海道大学歯学部15期生)、中嶋智仁(歯学部8期生)が在籍し、活発な研究活動を展開している。また、昭和62年より、内山洋一北海道大学教授(歯科補綴学、現本学客員教授)に非常勤講師として特別講義を担当していただいている。



研究活動
 本講座では、歯科材料の基礎的性質の評価、改善および材料開発に関する研究を進めている。現在、研究の対象としている主な材料は、(1)接着性材料、印象用材料、(2)セメント材料、(3)金属材料である。いずれの研究も、最新の分析機器を駆使して、純粋科学的な現象の解明とその結果を臨床応用に結びつけることを目的としている。特に、材料と生体硬組織の接着、金属材料の生体内劣化反応、および高分子材料と金属の接着など、表面や界面が関与する現象をフーリエ変換赤外分光分析装置(FT-IR)、マイクロレーザーラマン分光装置、微小部X線回折装置、走査型プローブ顕微鏡、およびX線光電子分析装置(ESCA)などの高性能な分析機器を用いて分子レベルで解明している。
  これらの基礎的な研究結果に基づいて、現在、(1)貴金属合金製修復物を歯質に強固に接着する金属表面改質材(Adlloy)の開発、(2)高耐食性金銀パラジウム合金の開発、(3)生体機能性分子を用いた新しいインプラント用金属表面処理法の確立、(4)時効硬化性貴金属合金の開発など、実際の臨床に役立つ成果が生まれつつある。
  最近10年間に文部省科学研究費補助金に28件の研究課題が採択され、総額3160万円の補助金が交付されている。また、最近10年間に学術雑誌に掲載された研究論文は51編(内英文28編)、解説・総説論文は22編である。論文「Chemical Modification of Metallic Implant Surfaces with Biofunctional Proteins」は平成7年度日本歯科理工学会論文賞を受賞した。また、論文「Evaluation of Water Durability at Adhesion Interfaces by Peeling Test of Resin Film」は平成8年度日本歯科理工学会論文賞を受賞した。



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