本学歯学部組織再建口腔外科学分野の佐藤良樹助教が、2026年4月16日〜4月18日に開催されました第80回日本口腔科学会学術大会において優秀ポスター賞を受賞しました。
演題名:ゼノフリー骨再生を志向したダイレクト・リプログラミングとナノゲルテクトニクス融合型細胞移植プラットフォームの開発
演者:佐藤良樹、若林侑利那、志茂剛
発表概要
本研究は、京都大学工学部で開発された多糖を原料とするナノゲルを足場材料として用い、ゼノフリー骨再生に向けた新たな細胞移植プラットフォームの構築を目的とした。ヒト線維芽細胞に骨分化関連遺伝子を導入し、ダイレクト・リプログラミングにより骨芽細胞様細胞へ転換した。さらに、細胞とナノゲルの複合体をマウス大腿骨欠損モデルへ移植し、骨治癒への効果を検討した。その結果、移植細胞の欠損部からの漏洩を抑制し、術式を簡便化するとともに、良好な骨回復が認められた。以上より、本ナノゲルは骨芽細胞様細胞の三次元培養および骨欠損部へのゼノフリーな材料として有用な足場材料であると考えられた。本研究は、ダイレクト・リプログラミングとナノゲルテクトニクスを融合したゼノフリー骨再生療法の可能性を示すものである。

〈ポスター発表を行う佐藤助教〉

〈優秀ポスター賞受賞後の佐藤助教と発表ポスター〉