北海道医療大学

運鈍根ゼミ 農業の事象から作業療法に必要な考え方を抽出するゼミを実施しました

3月16日(水)、著書「奇跡のリンゴ」を各自読み、zoomにて学んだことや感想を共有しました。今回は、本家教授と3年生2名でディスカッションを行いました。

りんご農家で無農薬栽培を実現させた木村さんは、初めは「無農薬栽培を実現させたい」という思いから、次第に「頑張ってくれているりんごのために成功させたい」という思いに変化していきました。私心を取り除き、挑戦し続けた結果、りんごでは不可能と言われていた無農薬栽培を木村さんは成功させました。

この物語から学んだことは、セラピストの達成感のために作業療法を提供しても、対象者の達成感や潜在能力を引き出すことができないということです。

対象者のことを信じ、目に見える身体的な能力だけでなく、目に見えない部分である心の持つ底力に目を向けることができるセラピストを目指していきます。

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