令和8年8月27〜28日に福岡で開催された「第20回日本臨床検査学教育学会学術大会」において、本学大学院医療技術科学研究科の中村優月さんが優秀発表賞を受賞しました。
中村優月(博士前期課程2年)
受賞演題:ABCA1を介したHDL再利用経路および脂肪滴クリアランスに対する酸化ApoE-HDLの影響
コメント:本研究では、脳内の脂質代謝において中心的な役割を担う「ApoE-HDL」と、“油の貯蔵庫”として細胞を過剰な脂質から守る「脂肪滴」に着目しています。近年、アルツハイマー型認知症をはじめとする神経変性疾患では、脳内の脂質代謝異常や酸化ストレスとの関連が注目されています。今回の研究では、ApoE-HDLがアストロサイトにおける脂肪滴クリアランスを促進する一方、ApoE-HDLの酸化によってその作用が減弱する可能性を明らかにしました。今後も、ApoE-HDLと脂肪滴の関係について研究を進め、将来的には認知症などの予防や新たな診断・治療法の開発に少しでも貢献できるよう取り組んでいきます。