北海道医療大学

令和3年度リハビリテーション科学部FD研修会が開催されました

研修テーマは、「大学生の学習意欲を高める方法とは何か-自己調整学習の理論と実践-」と題して、自己調整学習研究会 代表でもある名古屋大学大学院教育発達科学研究科 中谷素之教授を講師にお招きしました。講演の内容は、大学生の学習意欲低下の現状や大学生の学習意欲を高める方法論である自己調整学習の理論および自己調整学習の具体的な実践についてでした。

 

学習意欲に関する国際調査によると、日本の数学や読解力などの学力はOECD加盟国の中では上位だが、学習意欲は最下位レベルであるために、勉強に対する意欲の低さが我が国の教育課題であること、それに対して文科省は令和3年に、自己調整しながら学習を進めることの重要性を指摘していること、そのような現状から自己調整学習理論が学習意欲を高める実践として重要であるとの内容をお話いただきました。

 

本研修会は、当日参加申し込みが45名、オンデマンド参加申し込みが58名であり、6学部、歯科衛生士専門学校、北海道医療大学病院、大学事務職員など幅広い領域からの参加があり、具体的な実践をもっと知りたいという今後の研修会につながる内容の感想も多く、本研修会の関心の高さを感じることができました。

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