北海道医療大学

薬学研究科

【開催報告】令和8年度薬学研究科FD講演会が開催されました(R8. 9. 18)

令和8年9月18日(金)、薬学研究科FD講演会が開催されました。今回は、米国国立衛生研究所(NIH)国立環境健康科学研究所(NIEHS)臨床研究部門の井上薫先生をお迎えし、「鼻形成を阻害し得る転写因子DUX4の発現メカニズムを探る」をテーマにご講演いただきました。

 

井上先生より、発生段階における鼻形成の制御機構について、転写因子DUX4の役割やその発現メカニズムを中心に、最新の研究知見を交えてご解説いただきました。特に、DUX4とSMCHD1との関係に着目し、遺伝子発現の制御異常がどのように鼻の形成異常につながるかについて、分子生物学的なアプローチを用いて体系的かつ具体的にお話しいただきました。
また、患者由来iPS細胞などを用いた研究から、DUX4の異常な発現が鼻の形成に関わる細胞に及ぼす影響についても紹介されました。さらに、遺伝的要因だけでなく、環境因子が遺伝子発現の制御に影響する可能性にも触れられ、先天性疾患の発症メカニズムを多面的に捉えることの重要性が示されました。

 

講演会には29名の教職員・大学院生・学部生が参加し、講演後には活発な質疑応答と意見交換が行われました。先端的な研究動向と論理的な解析アプローチを学ぶことができ、参加者にとって大変示唆に富む貴重な機会となりました。

 

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