北海道医療大学

【開催報告】第2回全学FD・SDセミナーを10月31日に開催いたしました

本学では現在、100名以上の留学生が学んでおり、その数は年々増加しております。これまでは台湾および韓国からの留学生を受け入れてきましたが、昨年度からは中国からの留学生の受け入れを開始し、今年度入学した留学生20名のうち12名が中国出身の学生でした。来年度はさらに多くの中国からの留学生の入学が見込まれており、この増加傾向は今後も続くと予想されます。

そこで今回は、このような動向を踏まえ、中国からの留学生への理解を深めることを目的として、日本における中国系日本語学校の最大手である行知学園の教育管理責任者・李明先生をお招きし、「中国における日本留学の最新動向と中国人留学生の学修・行動における留意点」と題して全学FD・SDセミナーを開催いたしました。

本セミナーでは、中国からの日本留学が増加し過去最高水準に達していること、その背景には中国の大学入試制度である「高考」の状況が関係していること、また文化の違いによりさまざまな課題が生じていることなどについてご講演いただきました。さらに、留学生アドバイザーの配置や入学前教育など支援体制の充実が必要であること、異文化コミュニケーションを通じた相互理解と国際性の醸成が重要であることなど、今後の取組に資する多くの示唆に富むご助言をいただきました。

今後は、全学部に留学生が入学することが見込まれており、大学全体として教職員のサポート体制を一層充実させることが不可欠です。本学の理念である「国際社会で活躍できる専門職業人の養成」の実現に向けて、学生間の異文化コミュニケーションを促進し、国際性を育むためにも、教職員の連携・協力体制の強化がますます重要になると考えております。

 

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