北海道医療大学

【開催報告】令和7年度薬学部FD講演会が開催されました(R7.9.18)

令和7年度9月18日(木)に薬学部FD講演会が開催されました。
帝京平成大学薬学部長 亀井 美和子 先生より、「薬学教育モデル・コア・カリキュラムと薬剤師として求められる資質・能力~2040年を見据えた薬剤師の養成~」をテーマとして、薬学6年制教育の始まりからコア・カリキュラム策定の経緯、平成25年度および直近の令和4年度のコアカリ改訂まで、その変遷について丁寧にご説明いただきました。特に令和4年度改訂における「臨床薬学」の教育目標は、個々の患者さんに個別化・最適化された薬物治療を実践する能力の育成にあることを、症例を提示しながらお話しいただきました。さらに、現在話題になっている「追加の8週間実習」の意義や、コアカリと薬剤師国家試験の関係についてもご説明いただきました。
最後に、薬剤師として求められる資質・能力を培うためには、どのような大学教育を目指せばよいかという問題提起をもってご講演を締めくくられました。いずれの話題も、現在本学薬学部が直面している教育上の課題を解決してゆくうえで、模範とすべき非常に興味深いお話でした。講演会には多数の教員、大学院生が参集し、講演会終了後は活発な質疑と意見交換がなされました。

 

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