2023年12月22日 (金)、第36回薬学教育・研究談話会が開催されました。
薬学教育・研究談話会は、各教員がそれぞれの専門とする研究内容や、教育に関する取り組み事例を発表します。
定期的に開催しており、分野を越えた共同研究の推進や教育手法・ツールの共有をねらいとしています。
第36回では創薬化学講座 (薬化学) 平山 裕一郎先生が「STAT3阻害天然物phaeosphaeride Aのケミカルバイオロジー研究」をテーマとして発表しました。
教育機関だけでなく企業での研究歴もある平山先生自身の経歴とともに、専門としている天然物化学の研究について、発表いただきました。
現在の研究としては、転写因子STAT3の阻害剤として見出された内生菌由来phaeosphaeride A(PPA)の作用点がSTAT3リン酸化阻害であることを明らかにするとともに、STAT3におけるPPA結合部位を解析中とのことでした。
発表後には出席者から多数の質問が寄せられ、関心度の高い発表内容であったことがうかがえました。
今後も、学生だけでなく教員も学び続けられる場として当会を継続してまいります。