北海道医療大学

センターの取り組み

研究

次の3部門が密接に融合して、部門内外の協力・連携を図り研究を推進します。

栽培・保存・情報部門

他部門へ提供する実験材料の確保を図るとともに、絶滅危惧種で栽培法が確立されていないムラサキやオニノヤガラなどの栽培研究を実施します。違法薬物のDNAによる鑑別方法を開発します。さらに、同センターでは、北方伝統薬物をデータベース化し、デジタル薬草園を開設して北の伝統植物保護に関する情報発信を行います。

生物多様性解析部門

カンゾウをはじめとする北方系植物の有効成分の生合成経路および生合成酵素を解明する目的で、組織培養により創成した有効成分を、有機合成手法、超高感度微量分析、生化学的手法を駆使し、成果をプロテオミクス・メタボロミクス研究に応用して、未知の機能および成分の追跡をすることにより、創薬シーズ化合物を発掘します。

機能解析部門

トチバニンジン、オニノヤガラ、ムラサキの薬理活性の評価と新規薬理活性の検索、麻薬原料生薬の新規活性物質の検索と薬理的評価、抗インフルエンザおよび抗ヘルペス活性成分の検索と評価を行います。

人材育成

薬草園・北方系生態観察園を活用して、薬草ガイドインストラクター、薬草栽培インストラクター、遺伝子保存インストラクター、DNA鑑定インストラクターなどの薬草および生薬に関する幅広いプロフェッショナルな人材の育成に努めます。

教育

北方系伝統薬物研究センターを本学の学生、教職員のみならず地域住民にも開放して、利用者が自ら学べる薬草園作りを目指します。また、医療系4学部を有する本学の学生、教職員および地域住民に対してもドラッグ絶滅啓発教育を実施し、行政に対してはその方策を提示することによって社会貢献の一役を担います。

北方系伝統薬物
研究センター

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