リハビリテーション科学部・大学院リハビリテーション科学研究科

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  • 2019年05月21日(火)

作業療法学科3期生兼田聖那さんの研究発表が、第29回日本作業行動学会学術集会のスペシャルセッションに選出されました

 今年3月に卒業した作業療法学科3期生の兼田聖那さんは、第29回日本作業行動学会学術集会に研究発表をエントリーした結果、発表演題の中から、特に最新の知見に基づいた演題として選定され、スペシャルセッションとして発表することが決定しました。

発表名:重度認知症高齢者における余暇活動の楽しさの提供は認知機能や作業機能の改善に有効か
    ~シングルシステムデザインを使用した探索的事例研究~
発表者:兼田聖那,本家寿洋
内 容:

 軽度や中等度の認知症高齢者に対する作業療法においては、認知機能や作業機能の改善した研究は数多く報告されていますが、重度のアルツハイマー型認知症高齢者に対する認知機能や作業機能の有効性に関する研究はほとんどないのが現状です。
 今回兼田さんは、この重度のアルツハイマー型認知症高齢者に対して、新たな治療法として、余暇活動の詳細な楽しさを提供して、認知機能や作業機能の改善に有効であるかをシングルシステムデザインという研究手法を用いて、探索的に一事例で検討しました。
 その結果、<過去・現在・未来に想いが広がる楽しさ><考える楽しさ><人と関わる楽しさ>の3つの詳細な楽しさを藤細工の実施において提供したことによって、作業機能とコミュニケーション能力が有意に改善したことを示しました。

 この研究は、卒業研究として実施したものですが、重度のアルツハイマー型認知症高齢者に対する日本の作業療法でも例をみない新たな取り組みであり、学生のレベルを超えた高い挑戦でもありました。
 この成果は、2019年6月7日(日)の第29回日本作業行動研究会学術集会のスペシャルセッションで発表されます。

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