社会福祉法人ゆうゆう(当別町)と連携し、看護福祉学部福祉マネジメント学科において「地域共生社会演習Ⅰ・Ⅱ」を開講しました。
【開講の目的】
地域における高齢や障害、病気や生活困窮など、自分とは異なる経験や暮らしをする人に対する価値観を養うグループワークを実施し、専門職としてベースとなる正義や価値観について学びを深めるとともに、地域のニーズを把握するための調査やニーズをもとに事業構想から事業計画を作成し、地域における実践的な思考や手法を身につけることを目的としています。
【具体的な内容】
地域共生社会の実現に関する政策について理解し、地域に必要な支援を考える力を養うため、実際の複合的なニーズを抱えるケースにおけるグループワークを行い、高齢や障害、病気や生活困窮等の暮らしについて理解することで価値観を養います。
また、地域における調査を実施し、その結果をもとに現実に起こるニーズを適切かつ俯瞰的に把握することで、実践的な思考や社会資源の活用など、事業を運営するうえで必要な手法をグループワークやフィールドワークを交えて学んでいきます。
【実施報告】
令和7年度は福祉マネジメント学科3年生が6月1日に苫小牧市の東開文化交流サロンを訪問し、館内の図書スペースやワークショップの様子を見学しました。さらに、サロンができた当時のお話や現在のサロンの取り組み内容、役割などのお話を伺い、多様な人々が集まり心地よい居場所となる空間について理解を深めることができました。サロン内の就労支援事業所でもあるカフェで働く方とそのご家族にもお話を伺いました。働くまでの紆余曲折や現在働いている中でのやりがい、さらに通勤途中で地域の方とのつながりが生まれたエピソードなど、リアルなお話を伺うことができました。ご本人からもお話を伺ったことで、笑顔やご様子から伺ったお話の内容に深みが増し、ご本人から話を聞くことの重要性も学びました。
また、1月10日には和寒町を訪問し、人口約2,700人の小さな町で、普段は札幌近郊での生活に慣れている学生たちが役場職員の方にお話を伺い、地方部ならではのリアルを学ぶことができました。他にも、建て替えが予定されている築50年の特別養護老人ホームの見学も行ないました。人の温かさに触れ、和寒町という地域の中での良さも見えた一方で、想像とのギャップを感じた学生もいました。歴史ある建物であり高齢化率が高まる中での施設の環境等について、また、学生たちが住んでいる札幌近郊と地方部の違いについて、学生それぞれの気付きや課題感を共有し、改善できることについてアイディアを出し合いました。
<令和7年度履修者>
福祉マネジメント学科第3学年:5名

苫小牧市でのフィールドワークの様子

和寒町でのフィールドワークの様子