本学看護福祉学部 福祉マネジメント学科の向谷地生良特任教授、橋本菊次郎教授、奥田かおり講師、鈴木和助教の研究チーム(精神保健福祉学講座)の取り組みが、テレビ番組で紹介されました。
HBC北海道放送 北海道fact「#5 罪と償い~拘禁刑で変わる刑務所と立ち直りの現場~」(9/28放送)
TBSテレビ 報道特集 「拘禁刑」で変わる刑務所、生まれた対話(11/1放送)
https://cu.tbs.co.jp/episode/20093_2101320_1000133985
※11/9配信終了
【取り組みの背景・内容】
わが国の司法領域において1904年に刑法が制定されて以来続いていた「懲役刑」および「禁固刑」が廃止され、2025年6月より「拘禁刑」が開始となり改善更生・社会復帰を目的とした措置に処遇が変わりました。
刑務所では,従来の管理的な関わりから、受刑者一人ひとりの自発性・自立性を尊重した関わりに変化を求められています。個別性の高い関わりには「対話」が重要であり、オープンダイアローグをはじめ、対話に関する研修や実践が現場に取り入れ始めています。
札幌刑務所では2022年より拘禁刑開始に向け、特定の受刑者に対して「札幌刑務所における精神障害受刑者処遇・社会復帰支援モデル事業(以下、モデル事業)」に先行し、北海道医療大学先端研究推進センター当事者研究領域メンバーならびに浦河べてるの家のスタッフと、当事者研究を中心とした対話を重視した取り組みを始めました。
この取り組みはモデル事業開始後も、引き続き札幌刑務所の受刑者を対象に継続して実施しており、出所後も、その方に伴走しながら関わっています。
≪札幌刑務所における精神障害受刑者処遇・社会復帰支援モデル事業≫
※https://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei08_00128.html
※https://www.moj.go.jp/content/001414632.pdf