北海道医療大学

教育・研究

ゆっくりとした呼吸法が不安感を軽減する効果とその脳内メカニズムに関する研究(北海道医療大学リハビリテーション科学部 岩部達也講師)

本学リハビリテーション科学部 岩部達也講師の研究グループにより、10秒に1回という、ゆっくりとした呼吸法が主観的な不安感を軽減させる効果を実証しました。さらに本研究では、不快な画像を見せられるといった精神的ストレスを受けた後でも、その不安抑制効果が持続することを確認。また、脳波測定を用いた解析により、この効果が感情のコントロールに関わる脳の領域(前頭部)の活動変化と関連していることを解明しました。誰でも実践可能な呼吸法が、ストレスに対する耐性を高めるための科学的根拠を提供する今回の成果は、日常生活におけるストレス管理法としての活用はもちろん、不安症状を伴うパーキンソン病などの神経疾患患者に対するリハビリテーションや、アスリートのメンタルトレーニングなど、幅広い分野への応用が期待されます。

 

※研究の詳細はPDFファイルからご覧いただけます。
リハビリテーション科学部理学療法学科 岩部達也講師

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