北海道医療大学

教育・研究

本学薬学部 市村祐一助教が第17回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会2023にて優秀演題賞を受賞しました

令和5年10月28・29日にウインクあいち(愛知県名古屋市)で開催された第17回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会2023において、本学薬学部薬剤学講座 市村祐一助教がポスター発表部門で優秀演題賞を受賞いたしました。
日本腎臓病薬物療法学会は設立が比較的新しい学会ですが、高齢化社会において、腎臓病や透析患者における薬物治療の重要性に焦点をあてた学術集会を全国各地で開催しています。

 

演題名:薬剤性腎障害モデルラットにおける薬物の胆汁中排泄挙動の変化に関する検討
発表者:市村祐一、篠塚賢志、川原瑠菜、小田雅子、齊藤浩司

 

本研究は、当研究室で継続的に検討されてきたテーマであり、急性腎障害時における体内からの薬物排泄の変化について病態モデルラットを用いて検討したものです。薬物の肝臓から胆汁中への輸送に関与するトランスポーターがその種類によって急性腎障害の影響を受けるか否かに起因して、薬物の胆汁中排泄が変化する可能性を見出したものです。今後、急性障害時における薬物の体内動態の変動に関する情報をさらに構築してゆくことで、当該疾患を有する患者への治療薬の適正使用推進の一助となることが期待されます。

 

 

アーカイブ

Line Instagram X YouTube