第1回臨床薬学講座 開催報告
1月26日(火)19:00から北海道医療大学薬剤師支援センターの薬剤師研修講座として「臨床薬学講座・糖尿病患者への栄養管理と薬物療法」の第1回を札幌サテライトキャンパスで開催しました。株式会社ウェルネスプランニング札幌の代表取締役である小松信隆先生を講師に迎え、「糖尿病と食事〜糖尿病の食事療法の理論から実践へ〜」というテーマで行われました。
まずはじめに、栄養素やインスリンの作用に関してなどをわかりやすいスライドを元に解説いただいた。小松先生は、コンサドーレ札幌の管理栄養士もされていることから、試合前の食事についてのお話や、筋肉を作るには、たんぱく質の摂取が重要であるが、それに加えて、炭水化物の摂取とインスリンの分泌が重要であることなどもわかり易く説明いただいた。
その後、糖尿病の際の食事療法に関して具体的なお話を聞くことができた。病気によって食事の種類を替えるよりも、献立は同じでも、主食やおかず等の量を替えることにより、糖質、脂質、たんぱく質のバランスを調節することが比較的簡単な食事療法であることを実感することができた。講演の途中で、清涼飲料水やお酒に含まれている糖質量について、クイズを織り交ぜながら説明し、患者さんの服薬指導などに使用できそうな情報を提供いただいた。
専門的な内容に加えて、患者さんに説明する際に、参考になるわかりやすい説明が多く、とても有意義な講演となった。
~アンケートより~
- 糖尿病、腎臓病による制限食も工夫の仕方で色々なものが出せる等新しい発見があった。
- 目から鱗であった。まとめて患者様に役立てる。
- 誤解していた食事療法が多かった。
- 雑学として面白い内容だった。