第1回薬剤師演習講座 開催報告
平成27年11月9日19時より、「薬局・薬剤師のための法的知識の基礎」を開催いたしました。今回は弁護士である赤羽根秀宜先生からご講演をいただきました。赤羽根先生は帝京大学薬学部卒業後に、薬剤師として薬局業務にも従事し、その後東海大学法科大学院卒業後は弁護士としてご活躍されております。日本薬剤師会では医療安全・DEM委員会委員や帝京大学薬学部でも非常勤講師として活躍されており、薬学関連の仕事としては薬局や地域薬剤師会の顧問を務め、調剤過誤・個人情報保護等医療にかかる問題を多く取り扱っています。講演内容は、薬剤師にかかる紛争の増加、法的知識の必要性、法的知識を持った上での対応に絞って、日々の業務で起きてしまった過去の判例をもとに薬剤師にかかる法的責任・刑事責任・行政責任・民事責任をわかりやすく解説し、そのなかでの対策(コンプライアンス)・薬局内での業務手順書の作成・改善点からの改定作業をする事で未然に防げることなどを薬剤師法等など関連法規に照らし合わせてご講演をしていただきました。薬剤師、そして弁護士としての視点からの切り口で、普段はあまり接することのない内容でありとても貴重な講演でした。
~アンケートより~
- 実際の事例の話もあり、とても勉強になりました。
- 大変役に立った、又、聞きたい講座である。薬剤師で弁護士がよかった。
- 意識して業務を行うことで、責任問題にならないために役に立つと考える。