第3回薬剤師演習講座 開催報告
11月11日(月) 18:30から、北海道医療大学薬剤師支援センターの薬剤師研修講座「薬剤師演習講座:基礎から学ぶPK-PD」(3回シリーズ)の第3回(最終回)を札幌サテライトキャンパスで開催しました。
今回は、前回から引き続き「PK-PDの応用②」として、本学薬学部野田久美子助教が担当しました。まず、抗MRSA薬アルベカシン(ABK)を例に、TDMの目標値などの解説の後、実際に演習問題を解きながら、ガイドラインの推奨レベルにそったABKの投与量設計の方法などについての理解を深めました。次に、TDMが必要とされていない抗菌薬の用法・用量とPK-PDの考え方について、抗菌薬とPK-PDパラメータとの相関を用いた投与設計の基本的な考え方を濃度依存性薬物と時間依存性薬物との違いなども含めて解説されました。
今回も演習問題を解くことにより抗菌薬のPK-PDへの理解が深められるとともに、血中濃度を測定するこができない場合も投与設計・処方提案ができることを学ぶなど、臨床での実践にたいへん参考となる有益な内容でした。
~アンケートより~
- 普段、自ら計算したりしないので、役にたちました。
- 演習があり、わかりやすい。
- 基本的なことの組み合わせであり、現場で重要であるため、臨床で応用できると思う。
- 知識の整理になった。
- 資料の表やグラフが見やすい。