第2回薬剤師演習講座 開催報告
11月2日(金)18:30から北海道医療大学薬剤師支援センターの薬剤師研修講座として「薬剤師演習講座:感染制御専門薬剤師取得を目指して」の第2回を札幌サテライトキャンパスで開催いたしました。今回は、「アンチバイオグラムを作ってみよう」をテーマに、中村記念南病院薬剤部山田和範先生にご担当いただきました。主に中小病院の薬剤師を対象とした企画で、実際に演習しながら学ぶことを目的としました。最初に、「アンチバイオグラムって何?」と題してアンチバイオグラムについて分かりやすく概説されました。次に配布資料から緑膿菌の感受性率を求め、アンチバイオグラムを完成させました。続いて作成したアンチバイオグラムの応用について、様々な症例を提示しながら参加者のコメントを交えながら詳しく丁寧に解説されました。
参加者は今回学んだことが今後の業務に応用できる感触を得ており、大変参考になる内容でありました。
~アンケートより~
- 普段考えることの少ない内容で、知識の活用の訓練になりました。
- 培養結果ばかりみていたので、病態から推定で菌を問われると出てこなかったため、勉強が足りないと思いました。
- 自然耐性に詳しくなかったので役に立ちました。
- 症例を取り上げて病態について、詳しく説明していただけたので理解しやすかったです。
- 単なるデータ集計ではなく、ポイントや的を絞ったデータ集積を出来るようになれそうな気がします。
- 私の病院ではアンチバイオグラムを作っているが、見づらく、使いづらいので、次回の作成時にいかしたいです。