研究科の三方針
学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
歯学専攻(博士課程)
以下の要件を満たし、歯科医学の分野で、保健・医療・福祉の連携統合を担う研究者あるいは専門医として深い学識と高い研究能力を修得したと認められる者に対して「博士(歯学)」の学位を授与する。
- 歯学研究科歯学専攻(博士課程)に原則4年以上在学し、本研究科が定める履修上の要件を満たしている。
- 大学院3年次に、研究中間発表会で発表している。
- 研究指導を受け、学位論文を提出し、本研究科が行う論文審査および最終試験に合格している。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
歯学専攻(博士課程)
歯学研究科歯学専攻(博士課程)では、「研究コース」と「認定医・専門医養成コース」の2つのコースを設けて、学位授与の方針に基づき、以下の方針のもとで教育課程を編成・実施する。
- 「研究コース」では、歯科医学研究を背景とした基盤的・先端的な専門知識および技能を修得させ、それらを統合する能力を備えた指導的な人材ならびに国際的に活躍できる自立した研究者を養成する。また、自己の研究に強い責任感と高い倫理性を持ち、その研究成果と意義を高度な水準で議論し、必要に応じて他の研究分野との協力体制を構築できる能力を育てる。そのための教育課程編成にあたっては、過度の専門化に陥ることなく、幅広い視野から自己の研究に係わる知識を集積できるよう学際的なカリキュラムを編成・導入し、既存概念に囚われることなく未踏の分野に挑戦する創造的な研究を実践させる。
- 「認定医・専門医養成コース」では、人々の多様かつ高度に専門的な医療サービスに対するニーズに応え、日々高度化する歯科医療技術を科学的エビデンスに基づいて評価し、それらを地域医療に応用できる研究マインドを持った臨床歯科医を養成する。 そのための本コースでは高度な歯科医療技術を修得させるばかりでなく、様々な歯科医療技術を多様な観点から評価し、それらの新規あるいは継続的導入が地域歯科医療の発展に貢献するか否かを絶えず客観的に検証できる能力を養成する。
- 歯科医学研究総論では、毎回の講義で実施する小テストあるいはレポート課題によって理解度を評価する。それ以外の特論・実習科目の評価は、プレゼンテーション・討論の参加状況やレポート等を用いて総合的に評価する。課題研究については、大学院2年目に研究構想検討会を実施して研究計画を公表し、指導担当教員以外に2名のアドバイザーを選出する。これらの教員が参加する研究成果計画検討会、3年目に実施する中間発表会、および最終年次における研究発表会を実施し、継続的に形成的評価を行い、研究態度、到達度を評価する。さらに提出された博士論文を主査・副査と学位論文提出者による討議会、および博士論文審査基準に基づいて総合的に評価する。
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
歯学専攻(博士課程)
歯学研究科歯学専攻(博士課程)では、基礎学力に加え、医療人としての高い倫理性を備え、自ら設定した目標達成のため粘り強く努力する意欲に富み、歯科医学の分野で保健・医療・福祉の連携統合を担う研究者あるいは専門医として人類の幸福に貢献するという強い意欲のある人材を求めます。
なお、入学者選抜区分ごとの入学希望者に求める能力、水準等の判定方法は以下のとおりです。適性を総合的に評価して入学者を選抜します。
「一般選抜」は、英語及び歯学領域に関する専門科目の筆記試験により修学に必要な学力を評価し、さらに履歴書などの出願書類と面接により修学意欲及び研究計画の妥当性などについて評価します。
「社会人選抜」は、英語及び歯学領域に関する専門科目の筆記試験により修学に必要な学力を評価し、さらに履歴書などの出願書類と面接により修学意欲及び研究計画の妥当性などについて評価します。