3期生で卒業した佐々木宏規さんが、6月12.13日に開催された第51回北海道作業療法学会で優秀演題賞を受賞しました。
北海道作業療法学会では、一昨年に受賞した2期生の金平航君に続いて、我が作業慮法学科卒業生では2人目の受賞となります。
これまでの作業療法では、高次脳機能障害を呈して作業療法を拒否した対象者に対する明確な治療戦略はありませんでした。
佐々木さんは、外傷性脳損傷後に高次脳機能障害を呈して作業療法を強く拒否した高齢者に対して、高齢者版・余暇活動の楽しさ評価を使用して楽しさに焦点を当てた治療で、
作業療法が開始できたことに加えて、身体機能も改善したことを報告しました。
この研究を活かして、今後は高次脳機能障害だけではなく、様々な障害によって作業療法への拒否を示す対象者に対しても、高齢者版・楽しさ評価法を用いて楽しさに焦点を当てることで、対象者に治療効果をもたらすことができるかを研究する予定です。