北海道医療大学

教育・研究

第70回JADR総会・学術大会で本学大学院生がYoung Investigator Award 2022を受賞しました

2022年6月20日から25日にオンライン開催されました、第70回JADR総会・学術大会/(第5回IADR APR(Asia Pacific Region)学術大会において、本学歯学研究科(臨床口腔病理学専攻)大学院生の高橋周平がJADR/GC Young Investigator Award(JADR/GC学術奨励賞)2022を受賞しました。
(受賞の結果発表・賞状授与が遅れておりましたため、大会終了から大幅に遅れた時期での公表となります。)

 

演題名:Phenotypic transformation of dental pulp cells into periodontal ligament-like cells
発表演者:Shuhei Takahashi, Koki Yoshida, Durga Paudel, Fumiya Harada, Tetsuro Morikawa, Yoshihiro Abiko

 

歯の歯髄には幹細胞が含まれているため、近年、再生医療への応用が期待されています。本研究は、歯周病で失われる歯根膜の再生に向けて、抜去歯由来の培養歯髄と、歯根膜の培養上清を用いて、歯髄の歯根膜様細胞への分化誘導を試みたものです。また、その分化誘導に関する遺伝子の特定を試みたうえで、その遺伝子の発現変化を制御する機序に、エピジェネティクスのメチル化修飾が関与していることを解明しました。本賞は、英語によるプレゼンテーションおよびディスカッションを経て審査されるもので、今後、海外学術論文をはじめとした国際的な研究発表が期待されます。

 

受賞者一覧:http://jadr.umin.jp/awards/gc.html

 

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