北海道医療大学

教育・研究

本学大学院薬学研究科の学生が、日本学術振興会(学振)の令和7年度特別研究員(DC2)に採用されました

本学大学院薬学研究科博士課程2年生の安田彩夏さんが、日本学術振興会(学振)の令和7年度特別研究員(DC2)に採用されました。この制度は、我が国トップクラスの優れた若手研究者が行う自由な発想による主体的な研究を支援するもので、安田さんには来年度から研究奨励金が支給されます。研究課題は「思春期におけるプラスチック可塑剤新規代替物の曝露実態と短鎖脂肪酸への影響解明」です。

 

 

安田さんに直接話を聞きました。

Q1. 学振 DC2 の内定について
「先輩の村瀬さんが以前採択され、私も挑戦してみようと思いました。採択されるか不安でしたが、指導教官の小島先生や北海道大学の池田敦子先生、その他にも多くの先生や友人に支えられた結果だと思います。」

 

Q2. この研究テーマを思いついた経緯は
「私は環境化学物質の毒性に関して、細胞実験も重ねてきました。こうした物質の影響は、実際に“人間への影響を評価できるか”が重要だと考えています。そこで、北海道スタディという大規模かつ自分自身も住んでいる環境の調査に参加することで、基礎実験から想定される影響が起こりえるのか明らかにすることができるのではと着想しました。」

 

Q3. 研究の面白さについて
「現在従事している研究は、“前向きコホート研究”という未来に向かって情報を積み重ねていく研究です。データが増えていく毎に、今まで予想しかできていなかったことが明確化していきます。その最前線に立たせて頂けていることに感謝しています。」

 

Q4. 将来どのような研究者になりたいですか?
「未知な事を、既知に変えていくのが研究者と教えられたことがあります。社会には、まだたくさんの分からない事があると思いますので、それを見つけ、明らかにしていきたいと思います。」

 

Q5. 最後に後輩達へ一言お願いします
「もしかしたら、大学院進学や本学への進学に悩んでいる方がいるかもしれません。平坦な道ではありませんが、後輩にとってより歩きやすくなるようこれからも頑張りたいと思います。」

アーカイブ

Line Instagram X YouTube