大地震対応マニュアル
- 建物の損壊や交通機関に大きな被害がでるような地震(震度6弱程度以上が目安)が発生した場合は、本マニュアルを参考にして、身の安全を守り落ち着いて行動してください。
- 緊急時はインターネット接続が出来ない可能性もあるので、必ず画面メモでの保存をお願いします。
- 携帯電話の充電が切れることもあるので、印刷物も合わせて携帯してください。
■地震発生前に確認すること
■地震発生直後はこちらを参照
災害が発生したら
正確な情報を収集する
- 倒れやすいものから離れ、落下物に注意
- むやみに動かず安全を確認
- 非常口やドア等を開けて避難口を確保
- 避難は徒歩で、荷物は最小限に(火を扱っている場合は、身の安全を確認後、火の始末をする)
- エレベーターは使用せず階段で避難(本学のエレベーターは地震が発生した場合、自動的に停止するシステムになっています)
- 正確な情報収集に努め、なるべく集団で行動
- 負傷者の救護や初期消火に協力
- 家族との安否確認および大学へ安否連絡
日頃の準備
大地震の発生を防ぐことはできなくても、適切な準備を行うことで被害を軽減することができます。どんな備えが必要か考えておきましょう。
- 避難場所の確認(大学付近および自宅周辺等)
- 家族との連絡方法および待ち合せ場所の確認
- 災害伝言サービスの確認と登録 (メール宛先等の事前登録が必要)
- 帰宅ルートおよび所要時間の確認 (災害時徒歩約2.5㎞/h)
- 緊急時メモの作成・記入
- 具体的な情報収集手段および緊急避難場所等の確認(大学および通学途中)
- 転倒防止対策や緊急時アイテムの確認
- 大学および友人等への連絡方法の確認およびリスト整備
緊急避難アイテム
日頃から準備・携帯しておくと便利な物
- □現金 (小銭も)
- □健康保険証
- □タオル・ばんそうこう・包帯
- □手回し充電ラジオ・ライト
- □ティッシュ・ウエットティッシュ
- □非常用保温アルミシート
- □チョコレート・あめなど
- □学生証 (免許証なども)
- □アドレス帳 (家族、友人の連絡先を記入)
- □雨具 (カッパなど)
- □携帯充電用USBケーブル
- □ポリエチレン製ごみ袋
- □油性マジックペン
その他非常時に必要なアイテム
- □貯金通帳
- □常備薬とその処方箋
- □運動靴
- □卓上コンロ
- □ひも・ロープ
- □予備電池
- □スリッパ
- □使い捨てカイロ
- □ホイッスル・笛
- □印鑑
- □上着・下着・靴下
- □デイパック (リュック)
- □懐中電灯
- □ろうそく
- □缶切り・栓抜き
- □洗面用具
- □非常用食料・水
- □ミニ・ライト
大学への連絡方法
安否連絡について
大地震が発生した場合、本学は学生の安否確認を行います。
地震発生時に登校していない場合は、連絡可能な状況になり次第、下記の方法で大学に連絡してください。
※電話はつながりにくい可能性が高いためできるだけEメールで連絡してください。
■Eメール
■電話
0133-23-1211 (代表)
■報告事項
- 学生番号
- 氏名
- 本人・家族の状況
- 自宅や付近の状況
- その他
家族への連絡方法
NTT災害伝言ダイヤルサービス
地震など大災害発生時に、安否確認などの電話が爆発的に増加し、つながりにくい状況になった場合、提供されるサービス。
■伝言の録音
- 「171」へ電話をかけます。ガイダンスが流れます。
- 「1」をダイヤル。
- 市外局番+自宅電話番号。
■伝言の再生
- 「171」へ電話をかけます。ガイダンスが流れます。
- 「2」をダイヤル。
- 市外局番+被災地の方の電話番号。
携帯各社の災害伝言板サービス
大規模災害時に携帯電話から安否確認(安否情報の登録)ができる災害用伝言板サービス。
あらかじめ指定したご家族や知人に対して、災害用伝言板に登録されたことをメールでお知らせする機能も提供される。また、インターネットからも安否情報の確認が可能。
※事前の登録が必要です!
地震発生直後
身を守る!
■大学にいるときのポイント
- 窓や棚、ガラスなど割れたり中のものが飛び出しそうなものから離れる。
- 机の下などにもぐるか、バッグ・衣類などで頭を覆うなどして、落下物から頭と手足を守る。
- 余裕があれば、ドア付近にいる人は、ドアを開け、出口を確保する。
- 実習中などで周囲に危険なものがある場合は、すみやかにその場から離れる。
- 広場やグランドなど、落下物がない場所にいる場合は、その場で座り込み揺れがおさまるのを待つ。
■通学中のポイント
- 周辺の状況に注意し、身の安全の確保を最優先とする。
- 塀、電柱、自動販売機などから離れ、落下物にも注意する。
- 「帰宅するか」「登校するか」または、「最寄りの安全な場所に避難するか」は自分で判断してください。
揺れがおさまったら
今いる場所は安全?
YES → その場を動かない
NO → 避難場所へ
■大学にいるときのポイント
自分自身の心構え
- 冷静に、落ち着く。
- 建物の傾き、壁のひびなどを確認。
- 火災が起きていないか?火災の場合は自分の身が安全な範囲で周囲の協力を得ながら初期消火。
また、消火が困難と判断した場合は、火から離れる。 - 負傷者はいないか?負傷者がいる場合は安全な範囲で周囲の協力を得ながら応急手当をし、事務局へ連絡。
- 余震の可能性もあるため、あわてずしばらく様子を見る。
- ガラス、黒板、ホワイトボードなどが倒れるおそれがなく、天井からの落下物が無いと確認できた場合は、動かない方が安全である。
行動に移るときの注意点
- 火災の場合は煙を吸わないよう、タオルなどで口を覆う。
- 移動する場合は、教職員の指示により、エレベーターを使わずに階段で移動する。
大学を基点とした避難場所
避難場所は、広く、火災による延焼のおそれがないところが適しています。
大学ではあらかじめ以下の場所を避難場所として想定していますが、地震時の状況により安全な場所へ避難してください。
- 当別キャンパス → 総合グラウンド
- あいの里キャンパス → 東側空地駐車場
■通学中のポイント
- 被害状況を正しく把握する。
- 事前に家族と相談して決めた避難場所に移動する。ただし、被災場所やその場の状況によっては安全を最優先し別の避難場所に移動する。
- 避難中は警察や消防の指示に従う。
落ち着いたら1
家族との安否確認を行いましょう
家族への連絡方法
落ち着いたら2
自宅に歩いて帰れる?
YES → 自宅へ
NO → 避難場所へ
その後、大学へ安否連絡
ポイント
帰宅する?学校に残る?
余震がおさまり落ち着いたら、自宅に帰るか検討する。交通機関が動いていない場合は歩いて帰宅することになる。
その場合の目安は20㎞。20㎞よりも遠い人は避難場所へ。また、チェーンメールなどに惑わされず、テレビ・ラジオなどで正確な情報を収集しましょう。
帰宅困難者10カ条
- 慌てず騒がず状況確認
- 携帯ラジオをポケットに
- 作っておこう帰宅地図
- ロッカーあけたらスニーカー(防災グッズ)
- 机の中にチョコやキャラメル(簡易食料)
- 事前に家族で話し合い(連絡手段・集合場所)
- 安否確認、ボイスメールや遠くの親戚
- 歩いて帰る訓練を
- 季節に応じた冷暖準備(カッパ・携帯カイロ・タオルなど)
- 声を掛け合い、助け合おう
- 多くの人が一斉に帰宅すると各所で混雑が発生するため、余裕を持つことも大切。周りの状況を確認してから帰宅しましょう。
- 災害時の歩行速度は約2.5km/時程度、10kmは4時間を要することになります。
- 日没後の行動は危険です。夜間は犯罪に巻き込まれる可能性もあるため、1人での行動は避けましょう。